2016年、女性活躍推進法。
2019年、働き方改革関連法。
「女性活躍」の分野を巡っては、近年、社会全体に目覚ましい変化が起きています。
私たち「営業部女子課」が誕生したのは2009年。その頃に比べると、女性営業職を取り巻く環境や、職場の在り方、社会の意識も飛躍的に進みました。営業職で働く女性の存在も、珍しくなくなってきました。
一方で、「労働力調査結果」(2019年度、総務省統計局)によると、全国の営業職343万人のうち、女性はたったの63万人。全体の約18%に過ぎません。これは一体、どういうことでしょうか。
確かに、以前に比べれば女性営業職は増え、働きやすい環境に向けた整備も進みました。けれども、そんな今だからこそ私たちは問いかけます。
営業職の現場は、本当の意味で「変わった」と言えるのでしょうか?
これまで数えきれない女性営業職の皆さんが参加してくださった「営業部女子課」。実は今も、こんな声が寄せられます。
「職場の営業部で、女性はわたしひとりだけ。女性の先輩がいないので、将来のキャリアイメージがわかない」
「営業の仕事をしながら、子育てなどの両立はどうしたらいいの?」
「女性で、営業マネージャーになることは可能なの?」
こんな時、他の会社で働く女性営業職の人はどうしているのか知りたい」ーー。
環境が変わりつつあるとは言っても、営業の現場で、女性営業職が抱える悩みは、今も同じなのです。
そんな声に答えるカギが「多様性」の追求にあると、私たちは考えます。性別や年齢に関わらず、様々な立場、あらゆる個性の人たちが、お互いを認め合い、受け入れて社会を作っていくーー。そんなマインドを、少しでも多くの人が持つことこそが、私たちの職場を「本当の意味で」変えていくのではないでしょうか。
そのためにも、私たち営業部女子課は、みなさんのよりどころとなり、助け合い、支え会える「場」でありたいと考えています。
営業女子が決して「孤立無援」の状態にならないように。お互いにつながり、切磋琢磨しながら、少しでも前向きに歩き続けられるようにーー。
目指すのは、すべての営業パーソンが、笑顔で働ける社会・環境づくりです。女性だけでなく男性も、働く業界に関わらず、「多様性」を認め合える社会です、
皆様のご支援、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。