登壇者:坪倉 愛さん 人材サービス系会社 マネジャー
2005年 人材サービス会社に入社、中途採用支援の営業に従事
2006年 チームリーダーとしてマネジメントにもチャレンジ。数年チームリーダーとしての経験を積んだ後、ハイプレーヤーとして顧客深耕をミッションに、年間を通じて採用活動をする企業の支援を行なう。
2012年 マネジャー職となり組織運営やメンバー育成などを担当
2013年 ベストマネージャー賞受賞
2016年 1回目の産育休を取得、仕事復帰
2018年 マネジャー職に復帰
2020年 2回目の産育休を取得し、時短で営業グループのマネジャーとして奮闘中
聞き手:営業部女子課ソリューションプランナー・青木静
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本記事は、当日のパネルディスカッションやQ&Aを元に再構成した内容です。
――坪倉さんがマネジャーに就任する前、マネジャーという仕事に対して、どんなイメージを持っていましたか?
ただ大変そう。キツイ。喫煙室に集まってワイワイ……(笑)。こんなイメージしかありませんでした(笑)。
その頃はチームリーダーをしていて「今のままで十分に楽しい」と思っていたし、わざわざ昇進する必要も感じていませんでした。
――そこから、マネジャーに就任することになったきっかけは何だったんですか?
当時、あるプロジェクトを推進中にトラブルが発生し、役員に相談する機会があったんです。すると、その方が即解決をしてくださいました。
そのとき「リーダーとはこんな風に意思決定ができる立場なのか」と驚いたんです。
それまで私は、問題が発生したら、現場で文句を言うことで終わっていましたが、その経験がきっかけとなり「問題を解決する方の立場になってみようか」と思い始めました。
とはいえ「自分がマネジャーになっていいものか」という不安な気持ちもあったので、昇進について、震えながら上司にメールをしたのを覚えています。
――実際にマネジャーに就任されてから、失敗したり困ったりしたことはありましたか?
とにかく「嫌われたくない」気持ちが先行していました。ときには部下に厳しく接しなければならないわけですが、躊躇してしまっていたんです。
その結果、どうしても自信なさそうに「○○、してください……」という中途半端な指示の出し方になってしまい、メンバーに伝わらず、いろいろうまくいきませんでした。
――いま、部下とのコミュニケーションで工夫していることはありますか?
相手に過度に期待しないことです。「こちらからお願いしても動かないのは当然」くらいの気持ちを持つようになりました。
だからこそ、メンバーの行動や態度に変化や進展が見えた時には、心から称賛し、積極的に伝えるようにしています。
――坪倉さんは、現在「時短マネジャー」としてご活躍中です。時短マネジャーとして心がけていることは?
私が時短マネジャーだからという理由で、メンバーに損があってはなりません。そこで、退勤後にトラブルが発生する場合を想定し、緊急時には他のマネジャーと連携できる体制をつくっています。
ほかにも「この時間帯やこのような連絡方法なら私も確認できる」といったことを伝え、様々な仕組みを試しています。
一方で、周囲にお願いばかりではいけません。私からもサポートできることはないか、積極的に手を挙げるようにしています。
私たちの社内では「信頼貯金」という考えが拡がっています。信頼をコツコツ、積み上げていくことで、お互いに「何かあれば○○さんを応援しよう」という考え方です。
――それでもマネジャーは大変そう、というイメージがあります。
メンバーに任せることをしながら、私自身のマネジャーとしての余剰をつくるようにしています。
すべて一人でハンドリングするのは無理ですので、メンバーを信頼しながら力を引き出し、チームとして大きな成果を出すことを目指しています。
――これからマネジャーになる人に対して、どのようなことを伝えたいですか?
ライフイベントの前はもちろん、ライフイベントの後にも、マネジャー昇進にぜひチャレンジしてほしいと思っています。
自分ひとりではなく、チームとして大きな成果を出すことができるのが、マネジャーの醍醐味です。キャリアが豊かになる、選択肢の一つだと思っています。
――今後の目標を教えてください!
1つめは、時短マネジャーでも、フルタイムマネジャーと同じ成果を上げることです。時間が限られているからこそ、成果の達成にこだわって働くことを目指しています。
2つ目は、意欲ある女性が働き続けられる社会のために貢献していくことです。自分自身で経験したことを、次世代に伝えてエンパワメントしていきたいです。
ちなみにこの春から、営業部女子課のソリューションプランナーに就任することが決まっております!
坪倉さん、どうも有難うございました!
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5年ぶりの対面イベント!現役営業マネジャーに聞く「私らしい、これからのマネジャーの働き方、考え方」
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【イベントレポートその②】「部活のマネジャーのようなイメージでいい」私らしいマネジャーのあり方:濱中悠里さん
「営業職の女性」であるという、共通点がある私たち。
所属する会社は違うけれども、営業部女子課は、私たちが困ったときに駆け込める場所でありたいと思っています。
いいかえれば、営業女子の「心のお守り」である場所を、目指しています!
これからも営業部女子課は、「女性営業職の当事者コミュニティ」として、現場の皆さんに寄り添い、キャリアに役立つ場を提供して参ります。ぜひ今後ともご参加ください♪
★過去の開催レポートはこちら
私たち営業部女子課は、みなさんのよりどころとなり、助け合い、支え会える「場」でありたいと考えています。
営業女子が決して「孤立無援」の状態にならないように。お互いにつながり、切磋琢磨しながら、少しでも前向きに歩き続けられるようにーー。