登壇者:濱中 悠里さん 株式会社コドモン マネジャー

2006年 大手食品メーカーで営業職に従事
2011年~2015年 2度の産育休 復帰後は時短勤務で営業
2018年 時短のままベンチャーへ転職  新しい職にチャレンジ
2019年 初めてのオンラインセールス選任メンバーとして時短勤務でコドモン入社。2月に月間90施設獲得
2021年 マネジャー就任。累計1000施設獲得を達成。新卒の受け入れを開始(初年度の新卒者は年間300施設獲得)
2023年 チームとして前年対比114%を達成。マネージメントの勉強を始める。現在はメンバー6名、マネジャーとしてチームとして成果を上げるよう日々奮闘中。

 

聞き手:営業部女子課ソリューションプランナー・青木静

青木 静 Shizuka Aoki

営業マネージャー歴7年・営業部女子課 ソリューションプランナー

メッセージ:営業女子は悩みが尽きませんよね。営業スキル、モチベーション、キャリアプラン、ライフイベントとのバランス等々。私も、何度も何度も悩みました。みなさんが、生き生きと楽しく営業を続けられるように、少しでもお役に立てたらと思っています。何かあればお気軽にご連絡&ご相談ください。

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本記事は、当日のパネルディスカッションやQ&Aを元に再構成した内容です。

――濱中さんはマネジャーに就任する前「マネジャー」と聞いて、どういうイメージを持っていましたか?

「(部下を)引っ張っていかなければならない」「カリスマ性が必要」というイメージがあり、そのように思い込んでいました。ですから、マネジャーを打診されても「自分には向いていないだろう」と、長らく思っていました。

 

 

――そこからなぜ、引き受けることになったんでしょう?

「マネジャーなんてやりたくない」と頑なになっていたとき、当時の上司からこう言われました。

「部活のマネジャーみたいなイメージでいいんだよ」

 

つまり、部下を強く牽引するというよりも、メンバーの裏方として、メンバーが抱える障壁を取り除き、メンバーを応援する立場であればよい、と。

また、マネジャーの在り方は必ずしも私が思っていたような「ワンパターン」ではなく、いくつかの「型」があることも学びました。「メンバーの支援をする」という役割のマネジャーであれば「私にもできるかもしれない」という気持ちに変わりました。

 

 

――実際にマネジャーに就任された後、苦労や失敗はありましたか?

たくさんありました(笑)

特に、苦労したのは「伝えることの難しさ」です。メンバーによって、同じ内容を伝えても響く人と響かない人がいました。

 

 

――どのように乗り越えましたか?

「響かない」メンバーの行動や態度には、何かしらの背景や理由があることに気づきました。そこで、その考えに至った背景を丁寧に聴き取るようにしました。

 

 

――ほかに、マネジャーとして心がけていることはありますか?

自分ひとりでできることには、限界があることを知り、意識するようにしています。「私も間違えることはあるから、遠慮なく言ってね」と、メンバーに言い、指摘してもらうようにお願いをしています。

マネジャーの意思決定に誤りがあると、結果的にお客さまにご迷惑をおかけすることに繋がるので、メンバーの力を借りるのです。

 

 

――部下とのコミュニケーションで、工夫していることはありますか?

人ですから、忘れてしまうことや、同じ過ちを繰り返すことは、誰にでもあるはずです。

ですから「同じことを、500回までは聞いてもよいよ」と発信しています。500回とは大袈裟に聞こえるかもしれませんが(笑)、それくらい、躊躇せずに迷ったら周りに頼ってほしいというメッセージを込めています。

 

 

――それでもやはり、マネジャーは大変そう、というイメージがあります。

何もかもやるのではなく「やらないこと」を決めるのも重要です。

私の場合は「最重要であり、かつ自分が得意なことに集中」するようにしています。

例えば、私は0から1を創造するような戦略的思考よりも、既存事業を1から10に拡大するほうが得意です。

そこで、自分が得意なことは本領発揮しながら、イノベーティブなことは他メンバーに協力を求め、役割分担するようにしています。成果を出すためには、自分を知る、ことも大事ですね。

 

 

――今後の目標を教えてください。

多様性のあるチームを創り出すことを目指しています。

現在、私のチームには、介護をしながら働いているメンバー(11時~20時勤務)など、変則勤務形態の方もいます。様々な事情を抱えていたとしても、その違いを強みとして、営業成果に繋げていけるようなチームにしていきたいです。

 

 

――これからマネジャーになる人に対して、どんなことを伝えるようにしていますか?

成果を出すためにメンバーの支援をして、感謝されることが嬉しいと思うなら、マネジャーはひとつの選択肢だと思います。

「給与を上げたい」という理由でマネジャーを引き受ける人もいるかもしれませんが、

それだけでなく、自分の適性を活かし、やりがいを感じながら働くことも大事だと思います。

 

濱中さん、どうも有難うございました!

 

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5年ぶりの対面イベント!現役営業マネジャーに聞く「私らしい、これからのマネジャーの働き方、考え方」

 

 

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