突然ですがみなさん、「テレアポ」をどうしていますか?

「他社で間に合っています」「今は結構です」などと断られたり、そもそも担当者に電話をつないでもらえず撃沈したり……。これ、テレアポの「あるある」ではないでしょうか?

 

そこで今回の営業部女子課塾は、新規開拓の中でも代表的な営業活動「テレアポ」に焦点をあてて開催しました。

 

まずは、参加者の皆さんが事前に寄せてくださった、テレアポのお悩み、その“悲痛な声”をお聞きください……。これ、「あるある」ではないでしょうか?

・アポが取れない時がやたら続いて落ち込む
・代表番号にかけると、営業の電話は取り次いでもらえない
・体調が悪いときにキツい言葉で断られると、さらなるダメージを負う……などなど。

 

 

これらのお悩みを乗り越えて、お客さまに寄り添いながら、意義あるアポイントに繋げるためのにはどうしたらいいのか?

そのヒントを探るため、フリーランス営業でテレアポを得意とする、坂本由季さんをゲストにお迎えし、お話を伺いました。

 

登壇者のご紹介

坂本由季さん

フリーランス営業
30歳のとき、人材派遣・紹介会社で営業に転職。求人媒体掲載、新規開拓、スタッフ面接、フォローなど行う(優秀社員賞受賞歴あり)。
2020年にフリーランスの営業として独立。現在、営業代行会社複数と業務委託契約をしながら、個人でも案件依頼を受けている。

 

進行:佐藤珠美(メイン司会:営業部女子課ソリューションプランナー)
青木静(サポート:営業部女子課ソリューションプランナー)

 

 

 

―――日頃、どのようなテレアポ業務を、どれぐらいこなされていますか?

フリーランスなので色々なテレアポをやってきました。

これまで携わったサービスや業界は人材紹介、WEB広告、RPA、歯科商材、クラウド会計、業務用エアコン、企業研修、不動産など、本当に多くのサービスを担当してきました。

だいたい1か月ごとに何件と目標をたてて、稼働時間を計算してテレアポしています。稼働時間にもよるし、リストにもよりますが、1日100件前後くらいコールします。

 

―――それはかなり多いですね!そんな坂本さんが、テレアポ業務をしていて「うまくいかない」と感じるときはどんなときでしょう?

まず、トークスクリプトを読み上げているだけでは、絶対に上手くいきません

少しでも違和感を抱くスクリプト、つまり文章が長すぎるトークが続くと、自ずと相手もしんどいと思ってしまうのではないでしょうか。
また「自分に合わないやり方だな」と、少しでも違和感があるときは、やっぱり上手くいきません。

 

―――自分に合う、合わないがあるんですね?

私は日頃、元気にコールするのを大切にしています。声のトーンもあげてテンポよく、語尾もあげて。まるで親戚の方に久しぶりにあったかのように電話するんです。

しかし以前、指導する立場の方から「声のトーンは低めがいい」というアドバイスを受けて、その通りにしてみたことがありました。

事実、その方はその手法で上手くいっていたからです。しかし私は結局、自分らしさが出ず、成果も上がらなかったのです。

 

―――「自分らしさ」が大切?

これでトークしてください」と言われて、その通りにやっても、必ずしも上手くいかないんです。結局は、私らしくテレアポしよう、自分には譲れないものを続けていくことは大事だと思いました。

 

―――テレアポは辛いと思う人も多い中、坂本さんにも嫌だなと思うときはありますか?

もちろん、あります。

3日ほどアポがとれない日が続くと、案件に向かいたくなくなります。何が悪いのかを分析して反省はしますが、それがリストなのかトーク内容なのか、自分のメンタルなのか……。この時点で、嫌になってきて気持ちが弱ってしまいます

 

―――そんなとき、どう立て直していますか?

まず「外見」から「テレアポ戦闘モード」にしています(笑)。

 

―――というと!?

私は在宅でテレアポしているので、仕事とプライベートとの切り替えが難しい面があるんです。

だから、あえて出社しているかのごとく、きちんとメークをして、スーツを着用し、仕事モードに切り替えています.

 

―――なるほど……見た目から切り替えるわけですね?

それと「マインド」も、テレアポ戦闘モードにするようにしています。

代表受付から担当の方に電話を代わっていただいたら、もうその時点で「超ラッキーで、感謝で、奇跡!」だと受け止めます。「お時間をいただいただけで感謝!」という風に考えます。

 

―――「心のもちよう」も大事ということですね? 坂本さんが「心のもちよう」で大切にしていることは何ですか?

断られたときはつい、自分が否定されたような気持になってしましますが、実はその「案件」が断られたのであって「自分という人間が断られたのではない」わけです。

たまたま、この案件が相手にとってタイミング合わなかっただけで、自分ではない、と考えるようにしています。

また、毎日「やるべきことを、やる」のが仕事です。しんどいとか嫌だという感情も確かに生まれますが、それはそれとして、なるべく淡々と進めます。つまり「テレアポは感情とは切り離して進める」ということもしています。

 

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以下は坂本さんと参加者の質疑応答です。
テレアポで何とか成果を出したいと願う方が多く、たくさんのやりとりがあったのですが、一部のみ掲載させていただきます。

新規開拓の際、「ご担当者さま、いらっしゃいますか?」などと尋ねても、「今は忙しい」などの理由で、そこから担当者につなぐことを断られてしまいます。

どのように突破していますか?

 

仰るとおり「ご担当者さま、いらっしゃいますか?」では、まずお断りされてしまいます。ですので、私はある別のワードを使って伺うようにしています。

また「忙しい」という理由で断られた場合「何時ごろならよろしいですか?」という聞き方もしないようにしています。

私は「〇〇さま、□□□□でしょうか?」というフレーズを活用しています。

▼▼▼
坂本さんが実際に使っているキラーワード、フレーズが何なのか?
関心がある方は、今後の営業部女子課セミナー(月1回ほど開催・次回は12月!詳しくはこちらにぜひご参加ください!

ソリューションプランナーより共有させていただきます♪

 

 

テレアポに臨む際、坂本さんが大切にされている姿勢を教えてください。

 

 

 

今から大切な人に電話するんだ」というマインドを持つようにしています。

例えば
「今から大好きな人に会いに行くんや♡」
「大好きな彼氏が電話に出てくれるかも♡」

そう思えば、心がワクワクしますよね?
大切な人を思い浮かべるような心をもることができれば、テレアポを一件一件大切にできるし、心も穏やかになります。

また、今は断られたとしても、未来のお客様になる可能性も大いにあります。そう考えると、そのコールをますます、大切に考えることができます。

 

 

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この後も、参加者どうしのテレアポに関する情報交換、意見交換を行いました。
そこでは、違う業界や会社で働くからこそ学びあえる、ためになるTIPSがたくさん飛び出しました。

営業、とりわけテレアポの奥深さを再確認し、明日からの営業活動にもワクワクできる……そんな時間でした。
坂本さん、参加された皆さま、有難うございました!!

 

 

 

「営業職の女性」であるという、共通点がある私たち。
所属する会社は違うけれども、営業部女子課は、私たちが困ったときに駆け込める場所でありたいと思っています。

いいかえれば、営業女子の「心のお守り」である場所を、目指しています!

 

 

 

★2022年12月は『しずか&珠美の部屋』★

12/15(木)みんなの2022年、どうだった?
女性営業職の仲間どうしで語り合う「わたしたちの1年」と「これからの1年」ワークショップ
【しずか&珠美の部屋】

 

 

 

 

 

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