営業部女子課の活動をしていると、参加者の方のこんな声を聞くことがよくあります。

社内には、後輩の女性営業担当はいても、私より上の世代のロールモデルがいない…

女性営業職の当事者コミュニティとして多くの方と接する中で分かってきたのは、おおむね35歳以上の女性営業職の方に、そういった悩みを抱える方が多いということです。皆さん「社内に同じような立場のロールモデルが少なく、今後のキャリアが描きづらい」といったお話をされることが多いです。

女性の35歳、社会人経験も10年以上ともなれば、仕事に加えてプライベートでも、悩みや迷いを感じることが多い「分岐点」でもあるかもしれません。

例えば……

  • スペシャリストとして経験を積むのか、マネージャーやリーダーを担うのか?
  • 子育てをしながら営業として働き続けられるのだろうか?
  • 同期や若手が昇進していく中で、わたしは何をモチベーションに仕事を続けていくのか?

……などなどです。

年齢や経験を重ねても、自分を大切にしながらキャリアを築き、楽しく続ける営業スタイルを見つけるために・・・今回の「しずか&珠美の部屋」は「おおむね35歳以上」の女性営業職の方を対象に、トーク2本立てでたっぷりお話しいただく時間をつくりました!

 

「しずか&珠美の部屋」とは

真面目だけどちょっとヌケているしずかと、軽快なトークと豊富な話題の引き出しが持ち味の珠美の営業女子2名とともに、ざっくばらんにトークする1時間です。画面オフOK、耳だけOKなど、ほんと~に気軽に雑談できる場です。
※参加者のプライバシーを守るため、写真は掲載せず、トーク内容は内容を変えないまま、一部を掲載しています。

★営業部女子課に参加するには?

同じ営業女子でないと、なかなか共有できないお悩みやモヤモヤを話しつつ、
同じ境遇にいる方のお話も聞いてみたい!そんなときは、営業部女子課へぜひ。
開催のお知らせはメルマガあるいはTOPICSからご確認いただけますので是非ご登録ください!

司会進行:営業部女子課ソリューションプランナー佐藤珠美&青木静

 

本日はどんなきっかけで、営業部女子課に参加されましたか?

初めての参加です!
最近視野が狭くなってきていると感じています。上司からも、マーケットの理解や会社外の情報ももっと勉強するように言われていました。ちょうどそんなときに営業部女子課のメルマガを見て「視野が広がりそう!」と思い参加しました!

 

久しぶりの参加です!
入社2~3年目のころに参加したことがありました。ずっとメルマガ登録はしていました。今15年目ですが、女性も少なくハードワークのため、今の会社で働き続けて出産後も働くか、それとも転職するか悩んでいて、皆さんどう意思決定をされているのか聞いてみたくて参加しました!

 

トークテーマの設定理由

営業経験10年以上、35歳以上ともなれば営業スキルも安定したベテラン領域。

スペシャリストとして営業を極めるか、マネージャーとして自分を磨いていくか考えることもあれば、出産や育児などプライベートでも環境変化があり仕事とどう向き合うかも悩む時期。

実際、「同年代の女性営業に聞いてみたいことは何ですか?」という事前アンケートにも「出産後、どうしたら会社で居場所をつくれるか?」「同期や後輩が昇進していく中、どのようなモチベーションで仕事をされているか聞いてみたい!」という意見もありました。

そこで環境や自分自身の変化もあれば、役職に限らず組織内の自分の“役割”にも変化が生じることに着目。今後も変化に対応しながらしなやかに楽しくお仕事が続けられるように「あなたのモチベーションが上がる、今のあなたならではの役割」について考えてもらうトーク時間にしました!

 

それでは、今回のトークの一部をご紹介いたします!

 

営業としてのやりがいは受注したときや断られ続けた企業からアポが取れたときです。自分ならではの役割については、育休から復帰してから営業とマーケティングの橋渡しとなる仕事を任されているので「数字だけにこだわらない成果を出すこと」、そして「子育てしながら働くためには、個人努力と組織単位で何が必要とされているかを会社に提示」していきたいです。
(営業経験10年目、BPO系会社勤務)

 

今はマネージャーをしています。なのでメンバーをまとめることやメンバーが仕事を楽しんでくれることにやりがいを感じています。自分ならではの役割としては現在大阪で仕事をしているため、東京本社とのパイプ役になること、メンバー間のパイプ役になること、男性がメインの職場で育休後の体制がほぼない状況のため、今後会社にも働きかけていきたいです。
(営業経験14年目、IT系会社勤務)

 

わたしのモチベーションがあがるときは2つあります。一つはお客様に対して良いサービスを提供できたとき。

もう一つは一緒に働く仲間への影響力です。例えば、わたしはマネージャーをしていますが、営業も生産性が大事だと思って、メンバーにコツコツエクセルの活用法を教えたり勉強会を開いたりしてきました。先日異動になったメンバーの一人から「自分の部署でもエクセル勉強会をやりたいので教えてください!」と言われた時に、とても嬉しく思いました。
(営業経験19年目、人材系会社勤務)

 

自分でコントロールしていること

  • サポート体制(配偶者、親、ファミサポ)をつくることや家事のアウトソーシング(食事、掃除)を活用すること
  • 自分のスキルアップや30分刻みのタイムマネジメント
  • 上司とコミュニケーションをとること。困っていることなども素直に話す。
  • 平日と休日のメリハリをつけること。休むときは休む!

組織に働きかけが出来そうなこと

  • 自分の後に続く人のためにも、叶わなくても言ってみることが大事
  • ペア制やチーム制の導入など属人化しない営業スタイル
  • 柔軟な勤務形態(在宅勤務やフレックス制、時間休を取得しやすくする)
  • 柔軟な時短勤務(15分単位の時短)

 

まとめ

特に35~40歳未満の方で、「仕事と育児の両立」について悩まれている方が多くいらっしゃいました。会社に女性営業が少ない、近い将来子どもは欲しいが今の会社で子育てしながら営業を続けられるか不安がある、自分が社内で初めて子育てしながら営業職を続けていますなど。

また子育て経験が8年以上の方は、子育てしながらも営業を続けられるように制度が不十分な会社に進言・提案したことがあったり、仕事と家庭の両立で試行錯誤しながらも「自分スタイル」を確立していらっしゃいました。

 

参加者のみなさんに共通しているのは仕事が好き・営業が好きということ。
好きだから続けたいし、続けたいから自分でコントロールできることは精一杯やり、後に続く人のために組織にも提案もしていきたい、そんな熱い気持ちと行動的な様子がうかがえました♪

 

最後は
同じ経験をしている人が他の職場にもいるということを知っただけでも心が軽くなりました。会社へ要望なんて言えないと思っていましたが、伝えてる人の姿に勇気をもらいました

 

他の会社で働く方のリアルなお話を聞けたのがよかったです。また、自分自身の棚卸しのきっかけにもなりました。

 

という嬉しい声をいただきました♪

 

「営業職の女性」であるという、共通点がある私たち。
所属する会社は違うけれども、営業部女子課は、私たちが困ったときに駆け込める場所でありたいと思っています。

いいかえれば、営業女子の「心のお守り」である場所を、目指しています!

 

 

★2023年5月は『しずか&珠美の部屋』★

5/18(木)「営業職を辞めたい」と思ったことがある人へ。
その気持ち、大事に生かしてみませんか? 私らしい営業キャリアのアップデート

 

 

 

 

 

★過去の開催レポートはこちら

 


 

 

私たち営業部女子課は、みなさんのよりどころとなり、助け合い、支え会える「場」でありたいと考えています。

営業女子が決して「孤立無援」の状態にならないように。お互いにつながり、切磋琢磨しながら、少しでも前向きに歩き続けられるようにーー。

営業部女子課に参加するには?

営業部女子課が目指す5つのこと