仕事をしている以上、挫折や失敗はどこかで経験するものですよね?
そんな時、皆さんはどのように乗り越えていますか?
今回は、営業部女子課の応援隊である「アンバサダー」であり、営業職の経験がある古川英里さんに「失敗や挫折を乗り越えるコツ」をお聞きしました!
★アンバサダーとは?
・営業部女子課の活動に賛同いただき、女性営業の活躍を応援したい方
・現役あるいは次の世代の女性営業の活躍に貢献したい方
―――自己紹介をお願いします。
古川英里さん:社会人15年目。一貫して人や教育に関わる来たキャリアを歩んできました。
新卒で学習事業の企業に就職した後、転職先で医療系人材紹介の営業職としておよそ5年間働きました。
そこで経験した営業という仕事が大好きで、わたしと同じように営業が好きで長く続けていきたいと思う人たちのキャリア支援をしたいと考え、人事部門にキャリアチェンジしました。現在働いているのは3つ目の会社で、総合人材サービス企業の人事(人材開発)として働いています。
―――営業職に就いてすぐ、衝撃的な体験をしたそうですね?
最初に転職して、医療系人材紹介の営業職についてから2カ月ほどたった時のことです。
それまで私は学習塾で働いていて、生徒や保護者からは信頼されているという自負がありましたし、自分のコミュニケーション力にはそれなりに自信がありました。
ですから、営業職は未経験であっても、成果が出せるはずだと自信満々だったんです。
周りに頼ったり、意見を聞いたりすることもなく、「我流」でひたすらに営業活動を続けていたある日、
私がお客様と電話で話していた内容を聞いていた先輩から「あなたの提案は全くワクワクしない。自信を持ってるみたいだけど、つまらない」とハッキリ言われてしまいました。
―――それはかなりショックですね……。
衝撃的な一言でした。正直ビックリしたのと、何よりも「そこまで言われるレベルではない」と、腹立たしい気持ちになりました。私の中ではお客様の気持ちに寄り添い、信頼関係を築けていたと思っていたからです。
とはいえ、当時の私は目標達成率90パーセントという「未達成状態」。事実、成果は出せていませんでした。
―――それからどうしたんですか?
結局、見かねた先輩が毎日、ロールプレーをしてくれました。私は、ロールプレーは大嫌いでしたが、先輩に自分の営業を「全否定」されたことが悔しくて、悔しくて。嫌々でしたが、毎日ロールプレーを続けていました。
すると、その様子を見ていた他の同僚や先輩が、自然とセールストークや日々の数字管理のコツなどを教えてくれるようになったんです。
―――成果は出ましたか?
自分でも驚くことなのですが、地味で、地道な訓練をした結果、社内売り上げナンバーワンになれたのです。営業職としての考え方やコツが身についたのだと思います。
―――振り返ってみて、当時の経験から得たのはどんなことでしょう?
ある程度、プライドを持って働くことは大切です。
しかし、そのプライドが間違った方向に働き、周りにうまく頼れないと、結果的によい営業になれません。
何よりも、自分の成長を阻害することに気づきました。私は当時、周囲に頼ることや弱い自分を見せるのは恥ずかしいという、間違ったプライドがあったと思います。
―――失敗や挫折をしたときの乗り越え方として、どんなポイントがあるでしょう?
3つあります。
- 努力をしていれば、必ず見ていて助けてくれる人がいる。だから諦めないで。
- 素直に周りに甘えよう!
- 時々、自分に厳しいことを言う人の言葉に耳を傾けよう!
特に、3は耳の痛いところだとは思いますが、私自身、当時の先輩からのショッキングな言葉がきっかけでロールプレーの訓練がはじまり、そこからスキルやマインドを高められました。
また、必ずどこかで見ていてくれる人がいると信じることも大切です。
―――最後に、女性営業職の皆さんにメッセージをお願いします!
迷った時、まずは自分がどうありたいのか、どうなりたいのかを考えてみてください。
あなたの想いが強く明確なものであればあるほど周りの人はあなたを応援してくれると思います!
―――古川英里さん、ありがとうございました!
「営業職の女性」であるという、共通点がある私たち。
所属する会社は違うけれども、営業部女子課は、私たちが困ったときに駆け込める場所でありたいと思っています。
いいかえれば、営業女子の「心のお守り」である場所を、目指しています!
★2022年9月は『営業部女子課キャリアセミナー』★
9/15(木)営業のモチベーション、下がっていませんか? “停滞気味”のいまこそ語り合う!
モヤモヤを吹き飛ばして明日からまた頑張る方法
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私たち営業部女子課は、みなさんのよりどころとなり、助け合い、支え会える「場」でありたいと考えています。
営業女子が決して「孤立無援」の状態にならないように。お互いにつながり、切磋琢磨しながら、少しでも前向きに歩き続けられるようにーー。