営業部女子課では、女性営業職のこれからのキャリアの参考になる情報や経験談をシェアする勉強会「営業部女子課キャリアセミナー」を開催しています。

 

今回は様々な転機や挫折、チャレンジを経験してきたお二人にお話を伺いました。

ほんの一部ですが、お話の一部を2回に分けてお届けします。

(ファシリテーターは、営業部女子課ソリューションプランナーの青木静と、佐藤珠美が担当しました)

 

「選んだ道を正解にする!」私の転機の乗り越え方

岡本彩季さん

大手外資系IT企業にて勤務

法人営業歴7年。HR業界から外資系IT企業へ転職、 現在はインサイドセールスとしてご活躍中。

 

 

――営業職を始めたころのことを教えてください。

岡本彩季さん(以下、岡本さん)新卒で入社したのは人材系メガベンチャー企業でした。

3年半新卒コンサルティング営業に従事し、その後は社内異動で海外事業部に1年半、海外現地にいる日本就職希望者と、外国籍を採用したい企業をマッチングするサービスの営業を担当していました。

 

 

――その後、転職を重ね、今は外資系IT企業へ。きっかけは何だったのでしょう?

岡本さん:今は定年まで一つの会社で働くという概念が薄れてきている時代です。

20代で1社でしか働いた経験がないのはリスクだと感じていました。社会人として5年、今まで培ってきた力が「社外で通用するのか?」「20代後半だからこそ、チャレンジしたい」という気持ちが強くなり、転職することにしました。

当時はキャリアアップしながら、地元である関西に戻りたいと思っており、優先順位となる「自分の軸」を決め、企業を絞り込んでいきました。

関西勤務地/仕事内容>給与>福利厚生

 

2社目は東京本社でしたが、大阪支社で働くことができ、今までの経験を活かしながら、+αの経験ができると思い転職をしました。

しかしながら、コロナの影響もあり、目標まで業績が伸ばせず、やむなく撤退することに。東京本社に戻るという選択肢もありましたが、この時も「関西」かつ「自分が成長できる環境」という「自分の軸」を基準に現在の外資系IT企業に転職することにしました。

 

 

――これまでのキャリアで、上手く行かなかった経験もある、と。どのような逆境だったのでしょうか?どう乗り越えましたか?

岡本さん:社内異動したタイミングでは、リーダーとして組織に入ったので、マネージャーとの関係構築、メンバーとの関係構築と非常に苦戦をしました。

また、社内移動とはいえ、組織や雰囲気も全く異なり、順応することにも苦戦しました。(50名前後の営業組織から、10名以下の組織へ)

自身が志願した部署に行くことができ、期待値が高まっていた分、関係構築や商材理解、組織への順応など、思っていなかった障害が多く大変なことばかりで、異動当初は悩みも尽きず、そのためか実績も上がりませんでした。

 

乗り越えられたきっかけとしては、中途で入ったメンバーが私の部下になったことをきっかけに、改めて、自分自身を見つめ直すきっかけができたことが大きかったです。

自分が行きたいと志願をして異動が叶い、送り出してもらった事業部、受け入れた事業部に、このままの状態では申し訳ない、自分が選んだ道なのであれば、今は辛くても全力を出し切らないと後悔しそう。そう自分の中に落とし込むことができ、そこから改めてコニュニケーションの取り方や、組織にどう貢献していくかを積極的に考えていくようになり、実績も伸ばして行くことができました。

 

 

――逆境を経て、岡本さんが大切にしていることを教えてください。

岡本さん「選んだ道を正解にすること」です。異動や転職で、最初は人間関係などが上手くいかないこともあるかもしれませんが、それでも自分が選んだ道であれば、選んだ自己責任として、結果がでるまで諦めずにやり続けることが大切だと思います。

 

 

――「選んだことを正解にする」。強い信念が必要ですね?

岡本さん:小学校3年生から続けていた剣道を通して、負けず嫌いの価値観が醸成され、「勝つまで諦めない、失敗しても納得の行くまでやり続ける」ことが、身についたのかもしれません。

また、目の前のことを、日々諦めず頑張り続けてきたことで、常に選んだ道を正解にし、後悔のない人生が歩めているのだと感じています。それに「不正解だった」と考えるより、「正解だ」と考えるほうが自己肯定感が高まると思うのです。そうすることで「必要とされる人」になれるし、周りからの信頼も上がると思っています。

今後も複数の選択で迷うことがあったとしても、自身が納得して決断できたのであれば、その後はやるしかない!と思い、歯を食いしばって頑張ることができると、自分を信じています。

 

 

――ご自身の経験を振り返って、同じ営業職の女性や、これから営業職を目指す人に伝えたいことはありますか?

岡本さん:営業は奥深い、ということ。

今まで若さ(元気・やる気)で仕事をカバーしてきましたが、年齢を重ねていくとどうしても限界があります。ですから現在は、データや市場の動向に基づいて仮説を考え、よりお客様が悩んでいることは何なのか?を今まで以上に追求しながら、企業にアプローチする営業を行っています。

そうすることで、営業の仕事がより一層楽しくなりました。

 

 

――今後の目標やキャリアビジョンを教えてください。

岡本さん:今はインサイドセールスに従事しています。製品の知識やお客様の課題をしっかりと把握した上で、今後は外勤営業になるのが当座の目標です。

プライベートは、現在はグロービスに通ったり、趣味である料理のレパートリーを増やしていきながら、今後はサーフィンなど今まで経験したことのない趣味を拡げていきたいです。

 

――最後にメッセージをお願いします!

岡本さん「選んだ道を正解にする」

目の前にある課題に対してコツコツ努力をして、理想の自分に近づけていくことが、「選んだ道を正解する」第一歩だと思います。一緒に頑張っていきましょう!

 

 

岡本さん、素敵なお話を有難うございました!

親近感が持てるお話で、とても和やかな交流ができました。

 

 

今回の営業部女子課キャリアセミナーでは、参加者の皆さんからも、大満足の声をいただきましたので、一部ご紹介します。

 

参加者の方の声

「職場に女性営業がいないので、環境やライフステージの変化を乗り越えていらっしゃる方々のお話を聞けてパワーを頂きました。貴重な機会を作って頂きまして、ありがとうございました。」

 

「周りにロールモデルや同じ境遇の方がおらず、これまで本などを読んで自身の中で悩みを解決していたのですが、同じ悩みやアドバイスを頂き、心強くなりました!」

 

開催レポートpart2は、チーム作りの失敗から最強の組織作りに目覚めた川合亜紗子さんのお話をお届けします。

 

 

★12月は営業女子会議★
【参加者募集中!】12/16(木)「2021年わたしの悩み」Q&A~悩みや失敗をシェアして、2022年を気持ちよく迎えよう~

★過去の開催レポートはこちら

 

 


 

 

私たち営業部女子課は、みなさんのよりどころとなり、助け合い、支え会える「場」でありたいと考えています。

営業女子が決して「孤立無援」の状態にならないように。お互いにつながり、切磋琢磨しながら、少しでも前向きに歩き続けられるようにーー。

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